草尾毅は、『スラムダンク』の主人公・桜木花道や『ドラゴンボール』のトランクスなどを代表作に持つ青二プロダクション所属の声優。『ケロロ軍曹』のドロロ兵長役、『Yes!プリキュア5』のココ役、『機動戦士ガンダムF91』のドレル・ロナ役、『戦国無双』の真田幸村役などなど、さまざまなキャラクターを長く担当している。
後任を担うことになった『名探偵コナン』の安室透は、これまで同事務所所属の古谷徹が演じていた人気キャラクター。2024年6月22日には、古谷が安室透役を降板することが青二プロダクションの公式サイトより発表されていた。
安室透は声優降板の発表時から、TVアニメに一切出演しておらず、後任は長らく謎に包まれていた。しかし、2024年最後の放送回で2025年1月分のエピソードが予告され、その際に安室透が登場する「怪盗キッドと王冠マジック(前後編)」が1月18日と1月25日に放送されることが明らかに。
待望の安室透登場回に、年末年始には「ついに安室さんの後任わかるやん…!」「来たか、この時が…怖いような楽しみなような」とSNS上がザワザワしていた。
以降、放送が迫るにつれX(旧Twitter)のトレンドにたびたび「安室さん」が入ることに。該当話の放送前週となる1月11日の時点で「今日の予告で安室さん喋るかも」「今日判明するよね!?」と話題が持ちきりに。結局、声優は判明しなかったもののトレンド上位を獲得したほどの注目度だった。
そうして迎えた1月18日、安室透はなんとオープニングが始まる前の冒頭でいきなり発言。怪盗キッドが安室透と同じ「喫茶ポアロ」で働く榎本梓に変装し、2人の榎本梓の前でコナンが「どっちがキッドなんだ!?」と困惑する中、床に落ちた榎本梓のスマートフォンに安室透からの着信が入ってきたのだ。
繋がった電話越しに、「あの…何か妙な音がしたんですけど、どうかしましたか?」と初めて喋る。その声を聞き、すぐさまSNSでは「草尾さんだあああああああああああ」「草尾毅か………!?!?!?!?」「いや、草尾毅の声が聞こえてきたって耳が反応した」という声が続出。
エンディングクレジットまで声優は正式には判明していなかったが、多くの視聴者が確信していた。
そしてエンディングクレジットで「安室透:草尾毅」と掲載され、「違和感なくスッと耳に入ってきた」「大好きな声優さんだから本当に嬉しい」「大御所声優陣に全く埋もれないお方!」「草尾さんか!なんか納得だ!」「良いキャスティングじゃないか!」など喜びの声が溢れた。
放送前の時点でも「普段コナン見ないけど、安室さんの後任気になるから見る」「今日は絶対リアタイする…!」とかなりの注目を集めていた“安室透の後任声優”。放送後には「草尾さん」がトレンド1位に輝き、そのほかにも「安室さん」「安室の声」「トランクス」「スラダン」と関連ワードが連なった。
また本作では諸伏景光役を『スラムダンク』で流川楓役を担った緑川光が演じていることもあり、「花道と流川」もトレンドにランクイン。諸伏景光は安室透(降谷零)の幼馴染で、作中ではすでに故人でありながらかなりの重要なポジションにいるキャラクターだ。
『スラムダンク』でも縁の深い2人の声優が揃ったことで、「声優ごとエモいコンビになったじゃん」「花道と流川トレンド入りしてる、全く同じこと思った~!」と、期待の声が寄せられていた。
<このニュースへのネットの反応>
声質は二枚目だが、大抵の役柄は一枚目が多数の印象。未来トランクスも頭脳派と言うより謙虚な熱血派。漸く本格的な二枚目役に登板。
(一枚目・二枚目と頭脳派・熱血派は別では?)
どっちも聞けばわかる特徴的な声をしとるけど、線は似とるし直に慣れる